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Wave of Aroma

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 ラベンサラの謎 その1「間違いに気づく」編

久しぶりのブログは、

精油についてのちょっとだけ突っ込んだ話。

アロマの知識も日進月歩、更新が大事だな〜と考えさせられるトピックです。



数年前から、「ラベンサラ」という精油のとれる植物について

混乱がある、という話題は耳にしていたのですが

お恥ずかしながら何が問題なのか、いまひとつよく分かっていないままでした

いろんな所にいろんな情報があって、けっこう混乱するんですよこれが。



で、情報をまとめてみると



かつてアロマテラピーの世界で「ラベンサラ」

(学名:Ravensara aromatica)として知られていた精油は

実際には、マダガスカル語でラヴィンツァラと呼ばれる植物から採ったもので、

このラヴィンツァラの正しい学名は Cinnamomum camphora

つまり、クスノキ(カンファー)と同じ植物だった!!ということなのでした。



とはいっても、クスノキとは精油の成分がまるで違っています。

ラヴィンツァラは学名は同じ(植物種としては同じ)でも、

マダガスカルでのみ採れる固有種です。

なので、クスノキとラヴィンツァラはそれぞれ

Cinnamomum camphora のケモタイプ、ということになります。



クスノキの主成分は、ケトン類のカンファーです。

ラヴィンツァラの主成分は、ユーカリのようなスーっとする香りをもつ

1,8シネオールです。

香りも作用も全く違うけど、植物学的には同じものだったんですね。



そのようなわけで、ラベンサラ精油の学名は

Ravensara aromatica → Cinnamomum camphora 

へ変更になりました。

これが確認されたのが2003年頃の話。



で。

ここからが話のさらにややこしいところなんですが

ならば「ラベンサラ」という植物はなかったの?

というとそうではなく、

Ravensara aromatica は別の植物として

ちゃんと存在しているそうなんです、同じマダガスカルに(!)

マダガスカル語では全然違う名前で呼ばれてるようですが

なぜかこれとラヴィンツァラがごっちゃになって

ヨーロッパに伝わってしまったようですねぇ。



この Ravensara aromatica

ラヴィンツァラと同じくフトモモ科の樹木なのですが

こちらからも精油は採られていて、

しかもその内容がちょっとややこしい(また?)。



というのも、

主要成分がオイゲノールとなっているものもあれば、

リモネン主体のものもあり、

メーカーによっても違うようなんです。

はたまたメチルカビコールが大部分だったという報告もあるようで

もしかするとこの Ravensara aromatica にも、

Cinnamomum camphora 同様いろいろなケモタイプが存在するのかもしれない、

という説もあります。



いやはや、まだまだ混乱してるんですね〜(^^;)

未だに新種が発見されたりもする植物の世界ですから、

私たちが知ってることって、とても限られてるような気がします。



まあとにかく、はっきりしてるのは

以前ラベンサラだと思っていた1,8シネオールが豊富なあの精油は

今は学名が Cinnamomum camphora で、

混同しないようにラヴィンツァラ(又はラヴィンサラ)と呼ばれている。

ということですね。



さて、Cinnamomum camphora には

クスノキとラヴィンツァラ以外にも家族がいます。

長くなるので続きは次回に。



参考サイト:
http://www.esters.co.jp/plants/エッセンシャルオイルの名称変更について/
http://theida.com/ravintsara-vs-ravensara-what’s-the-difference/
https://www.naturesgift.com/aromatherapy-information/how-to-use-essential-oils/ravensara-ravintsara/


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